パパには内緒ね
お家の近くのアイスクリームショップに行った時のこと。
病院の帰りなど、たまーにお店に寄っては、
ちゃーちゃんとアイスを食べていくことがある。
その時にはたいていパパの分(マスクメロン味)を持ち帰りにしてもらう。
その日パパの分は「まぁ、いっか!」と思ったから、
私はキャラメルリボン、ちゃーちゃんにはいちごみるくを頼んで、
二人で並んで食べてから、帰ろうとした。
帰り際、ちゃーちゃんが「パパノ!(パパのアイス忘れてるよ!)」と、
教えてくれた。
帰り際にお店の人から持ち帰り分を受け取ったことがあったのを、
覚えていたようである。
私「ちゃーちゃん、今日はパパのアイスは無いんだよ。パパにアイス食べたこと秘密にしてね!」
ちゃー「ゆんっ!(うんっ)」
理解したのかは疑問だけれど、
「おいしかったね」と言いながら、手をつないで歩いて帰った。
その後、パパと3人で夕ご飯を食べている時。
事前にパパにはアイスを食べたことは、濁して伝えてある。
パパ「ちゃーちゃん、今日はママとどこに行ったの?」
ちゃー「・・・・・。(下を向いてうつむいている)」
パパ「うん??まさか、何か食べたの??」
ちゃー「・・・・クッキーべた(クッキー食べた。小声で)」
パパ「え、クッキー食べたの?」
ちゃー「マミモ!(ママも食べた!大声で)」
ちゃーちゃんはコーンのことをクッキーと言う。
どうやらアイスを食べたことは秘密だと分かっていたよう。
私は知らんぷりしようと思っていたけれど、思わず火の粉を浴びてしまった。
しかしながら、二人の会話を聞いているは楽しい。