ごめんね
ずーーーーーーーーーーーーーーーーっと「ごめんね」は言わなかったのである。
どういう意味か、どういう時に使うかを理解した上での、
意志を持った拒否の姿勢だったと私は理解している。
今は言わなくてもいいけれど、大事な時に言えるように、
様々な場面でここがごめんねのタイミングだよと声はかけ続けていた。
例えば、わざとではないけれど、相手に痛い思いをさせた時。
お茶をこぼしてしまった時(自分でタオルで拭ければ、ごめんねは必要ないけれど)など。
仲直りの合言葉なんだよって伝えても、それでもちゃーちゃんは仲直りしたくないと泣いてた。
でも、ある時。
一瞬下を向いたの仕草を、「ごめんね」したことにして、
お礼をいーーーっぱい言った。
それで「ごめんね」のハードルが下がったようである。
それからは促されれば、ぺこっ。
さらには、私が手をぶつけて、「いたーーい」と言っていたら、
家用の三輪車に乗りながら「めーーんね」と言ってさっと走り去るまでになった。
ちゃーちゃん、悪くないよ!
悪くないところでは「ごめんね」しなくていいよ!
強要しすぎてしまったと、反省した。