へびいちご
時間帯や、人が集まらないような場所に配慮しつつ、
散歩に出ている。
線路沿いの緑地の脇に小さいけれど、川が流れていて、
そこは整備された遊歩道がある。
先日も朝早くちゃーちゃんと出掛けたところ、
前日の雨に濡れた草花が朝日を浴びて、きらきらと宝石みたいに輝くのを見ることができた。
ちゃーちゃんも「キレイね~」と言っている。
ずんずん歩いていくと、へびいちごが群生しているところに出た。
私「ちゃーちゃん、あれ、へびいちごだよ!かわいいね!」
ちゃー「ヘビイチゴサーン!」
私「ひとつ取ってみる??(草むらに入りたくないのだが、恐る恐るちゃーちゃんのために提案)」
ちゃー「ゆんっ(うん)!!」
ちゃーちゃんはずんずんと草むらに分け入って、へびいちごを摘んだ。
私は草むらにどんな虫がいるかと想像するから、足がすくんでしまうのだが、
ちゃーちゃんの後について勇気を出して、草むらに入ってみたら、なんともなかった。
私も小さい頃は、こういうところが大好きで、全然怖くなかったし、
へびいちごを取ったり、お花を摘んだりしたことが、一瞬だったけど鮮やかに蘇った。
ちゃー「これ、ぱぱの(このへびいちごは、ぱぱにあげる。意訳)」
ちゃーちゃんは片手でへびいちごをそーーっと持って、
2人で手を繋いでお家に急いだ。